静かな反乱
vol. 29 2026-04-25 0
静かな反乱
これは怒鳴るための歌じゃない 誰かを倒すための歌でもない ただ これ以上 知らないふりをしないための歌 教室の窓から見た空も 終電の窓に映る顔も 老いた手の中の買い物袋も みんな同じ明日につながっている 十八の君が初めて 未来に名前を書く日 七十の僕がもう一度 諦めた夢を思い出す日 投票所まで歩く道は たぶん少し地味だけど あの紙の上には まだ見ぬ子どもの寝息がある 税金の話も 戦争の話も 暮らしの話も 難しい顔の人たちだけに 預けるには重すぎる サビ もう眠ったふりはしない もう忘れたふりもしない 未来は遠いニュースじゃない 今夜の食卓の上にある もう眠ったふりはしない でも憎しみでは歌わない 愛するものを守るため 静かな反乱を始めよう 誰かが変えてくれると 長いあいだ思っていた だけど待合室のテレビは 同じ顔ばかり映してる 若い君はまだ知らない 諦めることの上手さを 年老いた僕はまだ忘れない 初めて怒った日の熱を 手をつなぐ必要はない 同じ言葉じゃなくていい 同じ日に 同じように 少しだけ勇気を出せばいい サビ もう眠ったふりはしない もう忘れたふりもしない 未来は誰かの持ち物じゃない 僕らが選び直す朝だから もう眠ったふりはしない でも怒りだけでは終わらない 愛するものを守るため 静かな反乱を始めよう ハンドルはこっちにある 未来はまだ走っている 赤信号だらけの時代でも 僕らは道を探せる 若い声も 古い夢も 同じエンジンで鳴っている ラスト・サビ もう眠ったふりはしない もう見過ごしたりしない 未来は遠い誰かじゃない 僕らの手の中にある もう眠ったふりはしない でも憎しみでは歌わない 愛するものを守るため 静かな反乱を始めよう 静かな反乱を始めよう この国の朝を もう一度 選び直そう
https://suno.com/song/7e3405cd-1e8f-4ae4-9500-ad6bb0e6094e
桑原茂一
