応援メッセージ「町田 志樹 先生」
vol. 27 2020-08-06 0
良著「脳卒中患者だった理学療法士が伝えたい、本当のこと」の著者、脳卒中フェスティバルの代表でもある小林純也氏からこのプロジェクトの話を聞いたのは数週間前のこと。
いつも彼の脳卒中当事者としての経験を活かした活動・行動力には驚かされるが、まさかアクション映画を製作しようとするとは予想だにしなかった。
しかも今回、小林氏とタッグを組むのはジャンプ公式舞台「KAKASHE」でカカシ役を演じ、映画「カラテ・キル」ではフィラデルフィア映画祭・最優秀長編映画賞の受賞など、数多の実績を持つHAYATE氏だとのこと。
私も当初は「なぜこの時期にアクション映画?」と思ったが、話を聞くとその背景に彼らの熱く大きな想いがあることが分かってきた。
令和2年1月より明らかとなった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、我々の生活様式が大きく一変したことは言うまでもない。
また同時に緊急事態宣言に伴う外出自粛、過剰に飛び交う感染に関わる情報とインフォデミックなどにより、多くの方々がこれまでに受けたことがないストレスを感じたことだろう。
障がい者と健常者、そして経済的な影響を受けたエンタメ業界。
この三者を一気に元気にするためには。。なるほど。実に小林氏らしいアクションだと私は納得した。
このプロジェクトの最も肝要な点は、「障がいをもつ方が頑張っています」という映画作成を目指しているのではないことだ。
三者が力を出し合い、三者が元気になることを目指す。きっと小林氏とHAYATE氏の想いは、それを実現してくれると推薦者として確信している。
また現在、魅力的なリターンのあるクラウドファンディングに加え、主演女優や俳優、SP役(私もやってみたいなぁ。。)を募集しているとのこと。
是非、皆様にも様々な形でこの映画と関わり、そして元気になってもらいたいと心から願っています。
【略歴】
町田志樹
・了徳寺大学健康科学部理学療法学科専任教員
博士(医学)、認定理学療法士(学校教育)
新潟リハビリテーション専門学校(現 新潟リハビリテーション大学)卒業.2010年より順天堂大学大学院医学研究科解剖学・生体構造科学講座研究生として解剖学を研究.2015年に同大学博士課程を修了し博士(医学)を取得(入学資格審査合格のため,修士課程免除).
解剖学の知識と,理学療法士作業療法士養成施設の教員としての経験を活かし,コメディカルにむけた解剖学の再学習・再構築をコンセプトにした講習会「いまさら聞けない解剖学」を全国で展開している.著書に「PT・OTビジュアルテキスト専門基礎 解剖学(羊土社 2018)」、「町田志樹の聴いて覚える起始停止(三輪書店 2019)」など.2020年秋には新著「町田志樹の聴いて覚える中枢・末梢神経(三輪書店)」を出版予定.