【残り20日】千明雅也役 三鈴晃幹さん
vol. 4 2025-08-10 0
皆様、こんにちは。監督の入江祐斗です。
クラウドファンディングページや、各SNSで何度もお伝えさせていただいておりますが、再度こちらでも綴らせていただきたいことがあります。
今作には、本当に素敵なキャスト、熱いスタッフ、たくさんの方が関わり、力を貸してくださいました。感謝しても仕切れないほどです。
本日からは、キャスト一人一人について、そして役柄についてお話しさせていただけたらと思います。
【千明雅也役 三鈴晃幹さん】
今作が企画として動き出したのは約2年前からですが、三鈴さんと出会った2020年8月11日からすでにこの映画は始動していたように感じます。
三鈴さんは、まだ何の経歴も残せていない自分を見放すことなく、ここまで共に歩んでくださいました。幾度となくお会いし、脚本の隅から隅まで話し合いを重ね、撮影に挑みました。
千明雅也は、"優しさ"がキーとなっているキャラクターです。優しさのパブリックイメージは真の優しさとは限らず、人と人とが生活する上で必ずしも結果を伴わないとても難しい行為だと思っています。雅也もその難しさに悩む1人です。手を差し伸べたり、そばに寄り添ったりすることだけでなく、時には怒り、時には突き放すことも優しさだと信じ、千明雅也を描きました。
現実世界でも答えの出ない事柄であるのに、三鈴さんは自然に、あたかもそこに雅也が存在しているかのように演じてくださいました。
勝手ながら、三鈴さんの強みは"自然さ"の表現だと思っています。話し合ったり思考を重ねたりするだけでは到底到達できない余白を、三鈴さんは演じてくださいました。この組の主演として、とても心強かったです。
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