【クラファン残り47日】お礼と監督自己紹介。
vol. 1 2025-07-14 0
映画『台風なんだって、明日』のクラウドファンディングページを見に来てくださり、誠にありがとうございます。
本作の監督を務めました、入江祐斗です。
現在、クラウドファンディングを開始してから10日が経ち、残り47日間となりました。
すでに、371000円もの大きなご支援をいただいております。この金額を稼ぐことの難しさ、大変さは26年間生きてきて、充分に学んできたつもりです。
28名の方に心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。
本日は僭越ながら、私、入江祐斗の自己紹介を兼ねた経歴を綴らせていただきます。
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私の周りには物心ついた時から映画が溢れていました。いわゆる父の影響です。
仮面ライダーやウルトラマンには目もくれず、父の隣に座り、映画を観る日々を送っていました。
主に観ていたのは、ジャッキーチェンや洋画のアクションでした。もちろん、内容なんて理解してるはずもなく、人が闘ったり、車が爆発したり、ロケットランチャーをぶっ放したり。表面的なカッコイイに目が釘付けでした。
そんな日々を送る中、歳を重ね、次第に物語を理解するようになり、アクション以外にも手を出し始めました。そのきっかけになった映画はハッキリと覚えています。
『ファイトクラブ』です。
私の心を奪い、引き摺り込み、今の今まで離すことをしてくれない大好きな映画です。
あの崩れ落ちる建物と2人の後ろ姿を目の当たりにした瞬間、私は「アクション映画好き」から「映画好き」へと転換したような気がします。
小学5.6年になった頃には、映画を観終わった後に必ず、「僕だったらこういう展開にするのにな…」と、2個目の結末を書き記すようになりました。
なんでこの展開にしたのだろう。なんでこのセリフを言わせたんだろう。そう思いながら観る映画は、私をより一層深く物語に没入させてくれました。
いつしか物語を0から作ることに没頭するようになり、映画を観る時間と並行し、机に向かい物語を考える日々を送りました。
中学に上がった頃、私は高校よりも先に、進みたい大学を決めていました。
日本大学芸術学部映画学科監督コースです。
すでに映画監督になるという夢以外眼中にありませんでした。
私は、どのようにしたら確実に日芸に入れるのか考えました。そしてたどり着いた答えは、日大の付属校に進学することでした。
高い学費に申し訳なさを感じましたが、嫌な顔せず背中を押してくれた父、母には感謝しても仕切れません。
親の協力があり、付属高校生活を終え、無事に日芸に入ることができました。
今までは自分なりに映画について考え勉強してきましたが、日芸でより深く映画を学び、実習で初めて映画を撮り、沢山の経験を積むことができました。あの日々は私の財産です。
日芸に入り3年が経った頃、私は新たな決断をしていました。
「就職活動はしない」
映画監督になるのだから、当たり前なことにも思えますが、周りがどんどんと就職先を決めていく中で、どことない不安に駆られる毎日を過ごしました。日芸に入ることは通り道の1つであったはずなのに、刺激的な毎日を過ごす上で、ゴールに達してしまった感覚にも陥りました。
そこで私は再度、人生設計を練りました。
「卒業後の4年間、つまり25歳までは、プロの現場で下積み生活を送る。並行して、脚本力を鍛える。また、休みの1日間を使い、何かしら映像作品を監督する。
26歳で下積みを辞め、自分の映画に着手する」
現在、私は26歳です。
この歳に至るまでに、人生設計通りに行動してきました。
大学卒業後は、東映シーエム株式会社で働きました(就活をしていなかったので、派遣社員ですが…)。
CMは映画やドラマとは違い、自分が下積みとしてやろうとしていた『助監督』と『制作部』が合わさった【PM:プロダクションマネージャー】という職業があるためです。
映画とは勝手は違いますが、同時に学べるという点に惹かれ入社しました。
そこで1年間PMとして働き、退社しました。
その後は、映画、ドラマ、MV、様々な映像作品の助監督、制作部にフリーランスとして参加しました。
フリーランスは自由に参加する現場が決められるため、並行して脚本力を鍛える場を作りました。
『地下富士と廃校』という劇団です。
私は脚本を書く上で、セリフがとても苦手でした。
演劇は舞台上での約2時間、主にセリフが重要だと思っています。映画でいうインサートや、時間経過、シーン転換などの映像工夫ができないからです。
それを知ってから、「演劇をやるしかない」そう思い、すぐに劇団を作り、脚本も出演者も募る前に、劇場を押さえました。
『地下富士と廃校』としては、公演を2作品、別団体の脚本を1作品。計3作品の演劇脚本をお客様に観ていただけました。脚本力を鍛える上で、重要な時間だったと感じています。
その他には、ショートドラマやMV、企業VPなどの映像作品の監督をしました。
そして26歳になった私は、初の長編映画を撮りました。
長々と綴ってしまいましたが、これまでの人生のほとんどを映画監督という夢のために行動してきました。
今回でまだ1作目ですが、私の人生の集大成とも言える脚本が書けました。
今までに出会ってくれた方々に協力を募り、皆で撮影し、クランクアップを迎えました。
今現在は、撮影予算としてお借りしたお金を返済するために日々働いております。
それと並行し、編集作業をし、1カット1カット丁寧に紡いでいます。
完成した映画を劇場で観ていただける日を心待ちにし、これからも夢のために頑張っていきます。
クラウドファンディング、宣伝、拡散していただくだけでも心から嬉しく思います。
リターン品も丹精込めて制作中です。
ご支援、何卒よろしくお願いいたします。
入江祐斗