劇中で使用している護身術『KEYSI』について
vol. 6 2018-08-22 0
今回は劇中のアクションで使用している護身術『KEYSI』についてお話いたします!
▼スペイン発祥の護身術
KEYSI(ケイシ)は1980年にスペイン人であるJUSTO DIEGUEZ(フスト・ディエゲス)氏によって開発された護身術です。
写真右が創始者であるJUSTO DIEGUEZ(フスト・ディエゲス)氏。プロデューサー兼主役の和知健明と一緒に小峰城にて。
日本では「キーシ・ファイティング・メソッド」として知られていましたが、正確にはスペイン語なのでケイシと読みます。
KEYSIの合言葉は”NUNCA TE RINDAS”
これは”決して諦めない”という意味で、まさに諦めないをテーマにしている本作にピッタリの護身術でした!
▼超近距離型マーシャルアーツ
その特徴は…
攻防一体となった超接近格闘術!
写真のように頭部を保護しながら戦います!
致命傷を避けるために頭部を両手で保護しながら周囲を注視し、自分の空間を守りながら下半身と腰の回転を利用して相手のスペースに入り攻撃に転じる戦闘方法です!
攻撃は主に肘・膝・肩・頭を使用し相手を倒します。
また倒された状況でも効率よく急所を攻撃します。
頭部の保護を行いつつ攻撃を行います。
▼数々のハリウッド映画で使用
クリストファー・ノーラン監督のバットマンビギンズでKEYSIが採用されたことにより、一気に世界的に名前が広がりました!
その後、数々の映画にて採用されていきます!
- バットマン・ビギンズ
- ミッション・インポッシブルⅢ
- ミュンヘン
- ダークナイト
- 007慰めの報酬
- タイタンの戦い
- ゲーム・オブ・スローンズ1stシーズン
- ジャック・リーチャー
などなど
▼本作が日本で初!
ハリウッドでは数々の映画にて使用されている護身術『KEYSI』ですが、実は日本で取り入れたのは本作が初めてです!
創始者であるフスト・ディエゲス氏自らが来日し、アクションメンバーのトレーニングからアクションの振り付けまで行いました!
それだけでなく、自らも劇中でその護身術を存分に披露しております!
自らも数々のハリウッド映画に出演されるフスト氏。本作でのシーンはぜひスクリーンでご覧ください!
ちなみにダルライザーは、このKEYSIトレーナーのライセンスを日本人で初めて取得しました!
現在は東京と白河にてKEYSI教室を開いております!
見学大歓迎ですので、ぜひ問い合わせをしてみては如何でしょうか?
護身術教室 KEYSI 福島(Keysi Fighting Method:KFM)
護身術教室 KEYSI東京(Keysi Fighting Method:KFM)
▼『KEYSI』を採用した理由
ずばり、「本作のプロデューサーであり主演の和知本人が習いたかったから!」です(笑)
といっても最初は「KEYSIってかっこいい。習えたらいいなぁ〜」ぐらいのものでした!
映画を撮影する前はダルライザーショーで見よう見まねでアクションに取り入れていたりするほど本人が憧れておりました!
そして映画を製作するにあたって「本物を取り入れ、自らも挑戦したい!」と思い、コンタクトを取ることに決めました。
数度のやり取りの中で「そもそもKEYSI自体が日本に上陸したことは無い」ことが判明し、ならば習いに行くよりも日本に招待してライセンスを取得し、沢山の人にKEYSIを知ってもらう機会を作ろうと思い、創始者を日本へ招待しオープンセミナーも開催いたしました!
ライセンス講習期間の合間を縫ってオープンセミナーを2日間開催!多くの方にご参加いただきKEYSIの面白さや精神を創始者より教えて頂きました!
フスト氏は2週間ほど日本に滞在し、初めて触れ合う日本の文化を非常に楽しんでおりました!
フスト氏はこの映画に込めるメッセージや映画を製作する想いに深く共感し、最大限の協力をしてくれました!
日本の文化に触れ合うフスト氏。お茶目なところも素敵でした!
フスト・ディエゲス氏をはじめ、多くの方のご協力を賜り本作では華やかなアクションシーンではなく、意志と意志のぶつかり合う非常に泥臭いリアルなアクションシーンとなりました!
そのリアルなアクションシーンも本作の魅力の一つです!
ぜひそのアクションシーンを多くの方に観ていただけるよう、何卒ご協力を頂ければ嬉しいです!