【演出ノート】大塚俊の「扉を開け!」
vol. 17 2016-06-10 0
【演出ノート】大塚俊の「扉を開け!」
日光の合宿を経て、昨日久しぶりにメンバーが集合。場所は本番が行われる横浜ラポール。この段階で本番の舞台上で稽古が出来る幸せ。
メンバー集まっての稽古は日光以来ですが、その間にも楽曲の手直し、振付の準備、衣装の購入・製作依頼、個人練習などをデリパフォやツアー、ワークショップも同時進行しながらそれぞれが作業を重ねてきました。生活のための仕事もしながらなので、みんな実はかなりの労力。
しかし、そういった日々を世の中の誰もが送っています。だからこそ劇場という場所はひと時の夢を味わう空間であるべきなのです。
稽古を終え、やはりプレッシャーと不安を抱えています。クラウドファンディングでの多大なるご支援をいただき環境も整いつつある中、果たして自分にどこまで満足度の高いものが提供できるのか。
これまでの心魂公演をご覧の方は「あぁ、また現れたなつかっちのダークサイド…」とお思いの方もいらっしゃるでしょう(笑)そう、完全には昇天しきれていないのです(;^_^A
でもね、以前とは遥かに高い世界にいるのだと感じてもいるんです。
一人で抱え込まない。
助けてくれる信頼できる仲間がいる。心魂の活動で出会った沢山の方々、その笑顔、涙、命。
高価な衣装も、
電動で動く床も、
実物大のヘリコプターも、ありません。
でも私たちには「心」と「魂」があります。
改めて、他の公演では実現できない「全員の心が1つに繋がる」劇空間を生み出す。そう心に誓った日なのでした。
さあ、今日もこれから稽古が始まります!
[大塚俊]
※この記事は6月7日に書かれたものです。