製作日誌#4 続編のあらすじ発表!
vol. 5 2022-03-25 0
こんにちは!水村美咲です。
短編映画「在りのままで咲け」のロケ地探しを進めながら
中編映画「在りのままで進め」の脚本ブラッシュアップ中です。
プロジェクトページでは短編のご紹介しかしていなかったので、中編のテーマや題材もお出ししていこうと思います。
◆「在りのままで咲け」あらすじ
【題材:子育てと夢の両立】
子どもの頃から芝居を続けてきた主人公・由紀子(30) は、4 歳の愛娘・愛奈を抱えながらも夢を諦めずにいる。仕事人間で家庭に入ってこない旦那・裕典と、嫌味っぽい姑・清美。 唯一応援してくれ、手助けしてくれる親友・智美にも後ろめたい気持ちを隠し切れない。
まだ小さな愛奈の笑顔を守りたい気持ちと、芝居が大好きで大好きで諦めたくない気持ち。どちらも大切で、どちらも本当の気持ち。由紀子が選んだ人生は・・・?
◆「在りのままで進め」あらすじ
【題材:女性の活躍】
女優の夢を追う美咲(31)は、その夢を応援してくれ理解してくれる旦那・耕佑と愛する4歳の息子・颯太に支えられ、幸せな日々を過ごしている。だが、美咲には人には言えない過去があった。
ある時、長年もがいてきた中でやっと大きな夢を掴めそうなチャンスが舞い込んできたが、それは自分自身を傷つけてしまう仕事で、引き受けるべきか葛藤する。自分に正直に生きること、どんなことにも負けないで何度でも立ち上がる美咲の人生を描く。
始めは、短編の一本のみの製作予定で動いていました。
子育てしながらでも、年齢制限なく夢を追いかけることをテーマに映画を創りたかった。
でも、「女性」が社会でぶち当たる壁や悩みはこれだけじゃない。もっと取り上げなければいけないことが他にもある。そう思い続編の製作も同時に進めることを決めました。
ママさんだけじゃなく、もっと多くの女性に視野を広げて「〝女性″が社会で活躍すること」について考えたところ、「#metoo」運動にたどり着きました。「#metoo」運動とは、SNSでセクシャルハラスメントや性的暴行の被害を公表することで世の中を変えていこうとする勇気ある働きです。
同じ女性として悔しい気持ちや怒りを感じながら読ませて頂いて、どうして社会で女性が活躍するにあたってこうした障害が多いのだろうと沢山考えました。私自身、「仕事欲しいなら飲みに付き合え」と言われたり、プライベートの付き合いを強制されることもありました。きっとこれは女優業に限らず、どんな世界でも同じように悩む女性がいるのではないかと思っています。
また、仕事をしていく中で「この仕事を断ればもう二度と仕事を貰えなくなるかもしれない」とか役職や肩書きを利用して言葉巧みに操り「仕事を選べる立場じゃないから」と思わせ、「NO」と言えない状況になってしまうことも多く、結局は自分の本心に蓋をして、自分が傷ついたり我慢することで解決してしまう女性も多いように思います。私もその一人でした。
だからこそ映画を通して、「NO」と言うべき時は言っていいんだということ、自分をもっと大事にしてほしいということ、その選択をすることで描いていた未来がなくなってしまったとしても、自分のやり方で自分自身で道を切り開いていけるんだということを伝えたいと思いました。
とは言え、メッセージ性の強い作品になりすぎると一方的な〝考えの押し付け”になるので、笑いあり癒しありの作品を目指し、ご鑑賞いただいたお一人お一人が胸の内に何かを感じ、考えるきっかけを作ってもらえたらと思っております。
引き続き応援していただけますと幸いです。
水村美咲