応援メッセージその2
vol. 6 2015-07-14 0
雑誌「アニメスタイル」季刊化プロジェクトに寄せて、業界関係者より新たに応援メッセージを頂戴しておりますので、ご紹介いたします。(到着順・敬称略)
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こんにちは、アニメの演出をやっている本郷です。アニメが仕事ですが、仕事以外のアニメも意外と好きで、『アニメスタイル』も今まで出た分は全て持っています。最近思うのはアニメを作るってなんだか『滑稽な仕事』でアニメが好きな人も『滑稽な人』だと思うのです。アニメがなくても生きてく上で全く問題ないですし、必要ないとさえいえるのです。
でも自分は子供の頃に日本のTVアニメが始まり、漫画と共にアニメが好きな少年期を送りました。好きが高じて、アニメの仕事を始めて30年余が過ぎました。今でも封切日に『バケモノの子』みたり、『この世界の片隅に』の制作支援ミーティングにに参加して5分のパイロット観て喜んだりしているのも、誰かに強制されているのではなく、『アニメが好きだから』と言う理由しかありません。そして気に入った作品であればその裏話が聞けたら、アニメ好きとしてはそんな機会は逃したくありません。アニメスタイルが現行のアニメ雑誌の中では最もその欲求に応えてくれるのです。ただ僕はアニメスタイルで扱っている作品全部が好きな訳ではありませんし、アニメーション作家が『テーマ』を語ったりしていると、「滑稽さが足りない!」と憤ったりしています(笑)。
でもでも、アニメスタイルがない日常よりも、アニメスタイルが定期刊行される日常の方が良いなぁ~、思っているのです。
と言う訳で、202人目に「アニメスタイル008」コースを申し込んだのは僕ですよ、アニメ様!
本郷みつる(アニメーション演出者)