折り返し地点!ZINE制作こぼれ話
vol. 4 2022-02-23 0
クラウドファンディング『世界を旅する画家Alayaのスケッチで作るZINEプロジェクト!第一弾!」
「Wind of Himalaya 」
も、ちょうど折り返し地点!
ここでZINE制作秘話をひとつ。
2020年、私は(もしかしたら結構多くの人も)思うように事が運ばす、鬱々とした日々を過ごしていました。
展覧会もイベントも軒並み中止。気合を入れていた公募展にも立て続けに落選し、意気消沈。スランプに陥り全く筆が進まない時期がありました。
そんな悩みを、今回のZINEプロジェクトのプロデューサーである@Ayano Douguchiに何気なく打ち明けたところ「じゃあ、今までとは違った切り口で彩蘭弥のアートワークを形にしてリリースして見るのはどうだろう?」というアイデアをもらいました。
2人で話し合う中であるものに目が止まりました。旅の最中で夢中で描いたスケッチの数々です。
私の作品は旅を経てインスピレーションを受けたものが多く、たくさんのスケッチがあります。
ですが、最後は必ず日本画に「清書」をします。スケッチは人の目に触れることはあまりありませんが、旅の中で感じた素直な気持ちがそのまま閉じ込められています。
このスケッチのポテンシャルを活かしたら、彩蘭弥にとって何か新しい試みができるのではないか?
そう思った私たちは、普段の制作活動とは少し関わりの薄い「デザイン」の力を用いてアートブックを作成することとなりました。
グラフィックデザイナー/テキスタイルデザイナーの@Runa Takeuchi の協力もあり、私1人の力だけでは制作することができない作品が徐々に形になって行きました。
どんどんクオリティが上がり、一人でも多くの方に見ていただきたい!という気持ちが強くなって行く一方で、資金の壁に突き当たりました。自費で作成するには限界を感じるほど、クオリティを求めるようになっていました。
そこで、私たちは初めてのクラウドファンディングに挑戦してみることにしました。全員初心者なので正直ドキドキです。
目標金額も切り詰めて制作した場合の最低金額に設定しました。
ところが、いざクラウドファンディングが始まってみると、本当にありがたいことに、皆様の温かい応援のお陰で開始3日で当初の目標金額を達成することができました!
感謝と幸せを噛み締めるとともに、不安だらけだった私達チームもホッと胸を撫で下ろしました。ひとまず第一弾「Wind of Himalaya 」は発行できそうです。
そして次なる目標は第二弾、第三弾の制作をすること。
その為にはまだまだ資金不足なのが現状です。
第一弾も、胸を張った素晴らしい出来なのですが、第二弾、第三弾はさらにデザイン表現を探求したZINEにしたいと考えています。
それは、皆さまに良いものを届けたいという気持ちは勿論のこと、今回このチームで組んでみて、彼女たちの豊富な知識と優れた技術に惚れ込み、第一弾より自由にデザインしてもらったら一体どうなるのか見てみたい!
とワクワクしている私の個人的な望みから希望していることでもあります。
ちょうど折り返しのこの時期に、クラウドファンディングという祭りに参加していただき、私達と一緒に神輿を担いでいただけたら、本当に嬉しいです!
そうそう。こんな事を一生懸命やっていたら、いつのまにか鬱々とした気分は吹き飛び、また元気に絵が描けるようになっていました。
アートで人と繋がる事は、私にとって生きる活力です。
今、あなたと、このZINEプロジェクトを通して繋がれる事を心から楽しみにしています。
そして既に一緒に祭りに参加して応援して下さっている皆様には、ぜひシェア、拡散していただき、より一層一緒に盛り上げていっていただけましたら幸いです!
あと約1ヶ月、どうぞ宜しくお願いいたします!