いよいよ最終日!
vol. 21 2020-05-29 0
こんにちは。熊谷です。
ついに、今日が「かげきはたちのいるところ公演延期支援プロジェクト」の最終日!
4月22日から始まったこのクラウドファンディングも残すところ8時間ほど。
公演延期を発表した4月5日以降、劇団内でクラウドファンディングについて話し合って、
リターンや金額について決めました。
「これいいね!」「こんなのどう?」と、初めてのことに手探りで・時に大胆に考えていたことがもう随分昔のことのようです。
正直、どれだけご支援いただけるか心配な面もありました。
普段のチケット代とは違い、クラウドファンディングは支援をいただく場であり、
対価としてわたし達の売り物である「コメディ」をお届けするものではないからです。
こんな東京の片隅で細々と活動してる劇団に、こんな大金が集まるだろうかと。
しかし、蓋を開けてみれば開始1分ですぐにお申込みがあり、スタートした4月22日0時から数時間は、メールの通知が鳴りやみませんでした。
翌朝にはいの一番でご支援下さったみなさまにお礼のメールを送って、
その作業中にもどんどん支援金額が増え、毎日毎日たくさんメールを送っていました。
もちろん今でもお礼のメールはお送りしています。
そんな毎日がうれしかったです。
まだあと数時間ありますけど、改めまして、本当にありがとうございました。
(個人的に)3~4月は人生最大規模で精神的に落ち込んでいましたが、
皆様のご支援のおかげでどんどん元気になりました。
個人的にも、ありがとうございました。
それでも、公演延期は今でも悔しいです。
「今はやるべきではない」という判断を自分も劇団もしましたけど、
やっぱり「公演を中止する」という決断は重いです。
すこし話を広げれば、公演中止というのは劇団をたたむことにも繋がります。
たとえ劇団は存続出来たとしても、
時間は戻りませんし、予約した劇場は空になりますし、費やした労力は無に帰します。
演劇というものが、観客と俳優が時間と場所を共有するもので、
いわばその「現在性」のために準備を重ねるパフォーミングアーツだからこそ、
それらを自らの決断で無に帰すことはまさに断腸の思いです。
しかしこんな状況ですから、仕方ありません。
これら全てを無に帰すわけにはいかないぞ、むしろこれからの時間を使ってさらに熟成させたるぞ!というのが「最高に楽しい延期」なのかなと思っています。
慣れないリモート稽古や本番に苦戦する日々ですが、それでも2ヶ月前と比べたら、この状況下においてはほどよい演劇との距離感を保てているような気がします。
これからはオンラインで演劇を行うことも一般的になるでしょう。
そして、少しずつ劇場に戻っていく動きも増えてくると思います。
世界的な情勢も、日本の演劇事情もゆっくりと元に戻り、
ゆくゆくは劇場で安心して演劇を出来る日が、観れる日がくることを切に願っています。
我々「かげきはたち」は必ず劇場に戻ってきます。
また、ストレッチゴール達成のおかげで関西公演も決定しています。
不思議なことに延期決定前より公演の規模が拡大しました。
これもひとえに皆様のご支援あってのこと。
だから、今回観れなくて残念な思いをされたお客様のためにも、上演の際にはドカンとやります。
いつだって逆境に立ち向かってきたアガリスクエンターテイメントです。
これからも最高に楽しいコメディを作っていきます。
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お知らせ
明日と明後日にオンライン朗読公演を行います。
作品は劇団のマスターピース『ナイゲン』。
もはや朗読の範疇を超えて、オンライン上でアガリスクのナイゲンが甦ります。
過去複数バージョンのナイゲンキャストが集結し、
アガリスクエンターテイメントの冨坂友が演出します。
ダブルキャストになりますが、『かげきはたちのいるところ』も全員出演します。
ぜひご覧ください!
『ナイゲン(朗読版)』
5/30(土)19:00~[Aキャスト]
5/31(日)15:00~[Bキャスト]
▽会場
YouTube live|アガリスクエンターテイメント YouTubeチャンネル
▽詳細
ナイゲン(朗読版)
▽料金
無料(Youtubeスーパーチャット・投げ銭グッズの販売を行います)
⇒経費を除いた半額を小劇場エイド基金とSAVE THE MIRACLE!に寄付します。
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さて、クラウドファンディングは今日までですが、まだまだこちらのアップデートは更新していきたいと思います。
よろしければお時間ある時にアーカイブもご覧ください!
アップデート|かげきはたちのいるところ公演延期支援プロジェクト
次に更新するのはファンディング終了後の結果発表かな?
ドキドキしますね。
それではまた!
熊谷有芳でした。