作家のコメント
vol. 3 2024-05-15 0
「漂う、傍観者ども」は初演を演出家の福士誠治さんに演出して頂いた作品です。目に見えない何かが溜まっていた時期にこの作品を描くオファーを頂いた覚えがあります。自分の見えない何かを具現化してみようと、きっと自分と同じ様に見えない何かと戦っている人達がいるんじゃなかろうかと、一緒に少し楽になりませんか?という様な祈りを込めて執筆していた気がします。自分の作品の根幹である『生きる事に不器用な人間を丁寧に描き、今のままで生きていっていいんだと思って貰う』というテーマ性の入り口に導いて頂いた恩人である有薗芳記さん率いる劇団Y A .Y A .M A .YA.55の皆様がどうこの作品を創って頂けるのか非常に楽しみです。
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