7月8日(土)【郡上八幡フィールドワーク】のレポート
vol. 3 2017-07-13 0
SlowCoffeeの小澤陽祐です。
7月8日(土)の【郡上八幡フィールドワーク】のレポートをお届けします!
今回のプロジェクトの出発点である郡上八幡にて、郡上の「水」のくらしを学び、
実際に“水出しコーヒーまち歩き”をするというフィールドワークが行われました。
企画してくれたのは名古屋に拠点があるNPO法人「大ナゴヤ大学」さん。
名古屋圏だと、郡上といえば「郡上踊り」というイメージだそうです。
集合場所は、まちの中心部にある昔ながらの町家。
リノベーションされ、クラフトビール醸造所やデザイナー事務所などが入居していて、
郡上八幡の水環境保全、環境学習、新たな水環境の創造に取り組んでいるNPO法人
「郡上八幡 水の学校」も同じ町家の中にあります。
まずは30秒自己紹介タイム。
18名の参加者の方が口々に、
「コーヒーが好き」「郡上は郡上踊りには来たことがあるが昼間の郡上は初めて」
などと今回の参加動機を話してくれて、企画への期待値が高いことを感じました。
そのあと、郡上八幡の水の歴史、まちの人と水との関わり方について、
水の学校事務局長の武藤さんにお話頂きました。
お話の中で、
●郡上市の年間降水量は全国平均よりも多いこと
郡上は2800mm、全国平均は年間1800mmぐらい!
●八幡のまちに水が集まるようになっている地形だということ
●石灰岩層でろ過され、おいしい天然水となること
●湧き水、井戸水、山水など、天然水が汲めるところは100ヶ所ぐらいあること!など、
いくつもの奇跡的な条件が重なり「水のまち 郡上」と言われる由縁が紹介され、
参加者も私もその話に深くうなずいていました。
私からは、SlowCoffeeの紹介、なぜ郡上に移住したのか?、水出しプロジェクトの経緯、
水の学校との出会いをお話しました。
知識が深まったところで、水出しコーヒーまち歩きへ出発。
今回は、井戸水、湧き水、水道水とバリエーションも豊富な4ヶ所の
水汲みポイントをめぐります。
4ヶ所の水の味の違いを確かめつつ、
30℃を超える猛暑日となったこの日、水の美味しさに救われます。
まち歩きしながらも要所要所で武藤さんの解説つき。
4か所の水汲みポイントをめぐり、全員が水出しコーヒーを仕込んだところで
記念写真をパチリ。お題はなぜか「ギャング風に」だったんですが、
楽しくてみんなニッコリ。
参加者が多いと、ついついグラデーション写真を撮りたくなってしまいパチリ。
参加者18名、スタッフ10名、合計28個も並ぶと壮観。
この日の終着点、SlowCoffeeも入居するシェアオフィスHUBGUJOに到着し、
火照った体のクールダウンも兼ねて参加者全員で、前日に仕込んでおいた
「水出しコーヒーの飲み比べ実験」をしました。
こちらも井戸水、山水、水道水と3種類の飲み比べ。
もし水道水が一番人気だったらどうしよう、、、という心配はありましたが、
そこは実験、皆さんの舌に任せます。
ドキドキの投票結果は、
1位 山水 14票
2位 井戸水 9票
3位 水道水 6票
ということで、山水が堂々の一番人気を獲得し、うれしい結果となりました。
(コーヒーはあくまで嗜好品ですし「3種類とも美味しい」という感想の中で敢えて
順位をつけるならというのが前提でした。そうです、郡上は水道水も格別に美味しいです)
この日感じたこと、振り返りを皆で共有した後、川沿いのテラスで記念写真。
忘れられない一日となりました。
帰り道や家に着いたあと、飲み頃の「水出しコーヒー」で、もう一度「水」に思いをめぐらせてもらえていたらさいわいです。ご参加の皆さま、ありがとうございました!
この日めぐった水汲みポイントを元に、次はいよいよ水質調査です。