応援コメント #3 平塚千穂子<CINEMA Chupki TABATA 代表>
vol. 9 2025-02-18 0
私が今井健太さんにお会いしたのは、ちょうど2年ほど前。
「映画館をやりたい」と夢みて話を聴きにくる人は多いですが、健太さんは特別、異彩を放っていました。
まず「僕のことをちゃんと知ってほしいので、少し長めにお時間のとれる日を教えて下さい。」と言われ、会ってみると、健太さんは映画と出会った少年期からの人生を語り、どういう経緯で映画館創りにいたったのかを、事細かに聴かせてくれました。
私も自ずと自分の半生を語り、初めて会ったとは思えないほど、打ち解けてしまいました。
お互い固定観念の枠の中から夢をみず、枠の外にある夢を、根拠もなく信じてしまうタイプだったからかもしれません。同じ匂いを感じました。
更地にビルを建設するところから自らの手で創るミニシアターの構想を語る人は、後にも先にも、健太さんぐらいしかいないでしょう。
とにかく、とんでもなくお金もかかるし、覚悟のいる壮大な夢です!
でも、不思議と無理だとは思いませんでした。むしろ、この人なら絶対にやる!という確信しかありませんでした。なぜなら、健太さんは絶対にウソをつけないし、ごまかさない人。子どもたちにも愛され、小さな命や未来へ意識を向けられるアウトサイダー。わからないことはわかるまで聴き、納得いくまで諦めない、熱い人だからです。
そんな健太さんの語ってくれた夢のシェアハウス×ミニシアター×カフェ「OttO」がもうすぐ完成します。
その土地に暮らす人々の文化のHUBとなり、ほんとうの幸せを育む場となるような公民館としての映画館。可能性は無限です。
車椅子の方や、小さなお子様を連れた方にもご利用いただけるバリアフリー設計!ユニバーサルシアターとしての広がりも考えていらっしゃるとのこと。楽しみでなりません。是非、応援よろしくお願いいたします!
(CINEMA Chupki TABATA 代表 平塚千穂子)
平塚千穂子(ひらつかちほこ)
1972年生まれ、東京都出身。早稲田大教育学部卒。飲食店勤務などを経て、バリアフリー映画鑑賞推進団体「シティ・ライツ」を設立。以降、視覚障害者の映画鑑賞環境づくりに従事。2016年9月に日本初のユニバーサルシアター「CINEMA Chupki TABATA」を東京都北区にオープン。第24回ヘレンケラー・サリバン賞、第36回山路ふみ子映画賞福祉賞を受賞。
シネマチュプキタバタは日本唯一のユニバーサルシアター。
この「ユニバーサル」という事をとことん真剣に考えて考えて実行されている平塚さん。
お話しすると、それは単に経営とか方針なのではなくて生き方そのものなのだという事がわかります。
その献身にきっとこれからも多くの人が喜びや安心を見るのだと思います。
平塚さんの閃きで頂いたご縁に後押しされてここまで来ました。
そんなお話しもいつか皆さんに紹介出来ればと思っています。
その時はまた宜しくお願い致します。
暖かいメッセージ、本当にありがとうございます。