番外編 スペインの街・建築について/前編
vol. 4 2017-10-18 0
今回は番外編で、スペインの街と建築についてざっくりレポートしていきます。
まずはきれいな夕焼け、と思いきや、これは夜明けです。
スペインの日の出は遅く、この時は朝の7時半でした。
8時頃になってようやく街が明るくなりだします。
ちなみにスペインの朝食は早いと7〜8時なのですが、その後の軽食(?)が10〜11時、
昼食が14〜16時(!)、夕食が21〜22時頃(!!)と、かなり不思議な生活習慣のようです。
また、日本でもニュースになっていたかと思うのですが、私がバルセロナへ訪れた時期がカタルーニャ独立問題で丁度混乱している時期で、着いた当初は独立賛成派が多い雰囲気だったものの、スペインの大手企業や銀行が『独立するのであれば出て行く』とのことで状況が一変し、この時のデモでは道路を埋め尽くすほど多くの人が独立反対を訴えていました。
▲左側に見える国旗はカタルーニャの国旗で、独立賛成派の家はこうして意思表示をしていました。
はじめて旅行中にデモやストに遭遇し、交通規制があったり、地元の人に『状況によっては(独立強行した場合)空港閉鎖もあり得る』と言われたりとかなり緊迫していました。
現在は裁判所によって独立運動の主導者が拘束されたようですが、まだまだ混乱は続きそうですね。。仲よくなった現地の方々が心配です。。が、ひとまず、無事帰国できて幸いです。。
さて、スペインの街へと話は戻りまして、街中には歴史的な建造物や大きなカテドラルが立ち並んでおり、建築好きにはとてもいい刺激となりました。
わたしが作るモノはジュエリーですが、イメージソースになるものは建築や文化、自然物であったりと、いろいろあります。
経験がある方もいらっしゃるかと思いますが、自国と違うものを目の当たりにすると、逆になぜか自国の文化を強く意識したりします。その反対に、似通った部分を見つけたりすると、人間や生き物の大元はひとつなんだなぁとか、自分や物事のルーツはどこから来ているのか?と改めて考えさせられたりもします。
こういった感覚は、モノを作る上でとても大事な部分に思えます。
▲左手の壁画はピカソによるものです。右手は13~15世紀に建てられたカテドラル。
▲記念碑もいたるところにありました。そして、必ずと言っていい程その頂点にはカモメなどの鳥がとまっていました。なんでだろう。。それと、空を見上げると飛行機雲が大抵見られます。
▲おそらく景観保持のため、こんな感じで重厚な建物の中にH&MやZARAなんかがしれっと入っているのがおもしろかったです。
そして、
私が海外に行くとほぼ必須で訪れるのは市場です。
これまでに8ヶ国訪れた事がありますが、どこの国へ行っても市場は活気があって、現地の生活感も感じられる場所だと思います。
▲見ているだけでわくわくするフルーツの山!りんごは日本のものより小振りな種類もありましたが、おなじみ"FUJI"も置いてました。あとは市場は大抵そうですが、すべて量り売りです。
▲生ハムはスペインの定番ですね。現地の言葉でハモン・セラーノといいます。
安いものだと(セール品のパックで)1ユーロからあるのには驚きました。。
▲こちらはスーパーですが、このテニスラケットかこん棒に見えるもの、、なんでしょう。
よくよく見てみると先程の写真にあった生ハムを削ぎ落とす前の塊と同じ形です、!すごい量。。
だんだんとぶらり街歩きレポートのようになってきたのですが、次回の後編ではガウディの建築とバルセロナ・ビルバオで観てきた美術館についてレポートしていきます。
少し予告として写真を載せておきます。
▲ガウディの代名詞とも言えるサグダラファミリア。この他にガウディ建築を2カ所観てきましたが、建築は体感できる芸術だなあと改めて実感しました。
▲ビルバオにあるグッゲンハイム美術館。アートによる都市再生を計ったプロジェクトの際にフランク・O・ゲーリーによって生み出された建築です。建築も中での展示も素晴らしかったです。。
今回はこの辺まで!詳細と他の美術館のレポートは次回の後編へ続きます!
クラウドファンディングも残り2日となりましたので、連日でお送りします。
・・・が、後編はコレクター限定公開にします!お楽しみに。