八ヶ岳美術館がDOCOMOMO Japanに選定されました
vol. 2 2026-06-19 0
このたび村野藤吾の設計した八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)が、DOCOMOMO Japan「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選定されました。
DOCOMOMOは、近代建築の記録・保存・継承を目的とする国際組織であり、DOCOMOMO Japanでは日本のモダン・ムーブメント建築の中でも特に重要な建築を選定しています。今回の選定により、八ヶ岳美術館は全国的にも評価されるモダニズム建築のひとつとして位置づけられることになりました。
八ヶ岳美術館は、彫刻家・清水多嘉示の作品を収蔵するために建てられた原村の美術館で、建築家・村野藤吾が設計した晩年の代表作として知られています。八ヶ岳の森と呼応するような独特のドーム空間が大きな魅力の建物です。
私たちは昨年より、八ヶ岳美術館の建築的価値を見直し、その魅力を広く発信する活動に関わってきました。その成果は、現在開催中の村野藤吾建築展「森との対話―八ヶ岳美術館の設計プラン」にも結実しています。また、DOCOMOMO Japanへの推薦にあたっては、日本大学の亀井先生、東京理科大学の國分先生にもご協力いただきました。
現在参画している「八ヶ岳美術館在り方検討委員会」では、原村にとっての八ヶ岳美術館の将来像や活用・運営のあり方を検討しています。今回の選定を契機に、この建築の価値がより多くの方に伝わり、今後の保存・活用や広報活動にもつながっていくことを期待しています。
なお、村野藤吾建築展「森との対話~八ヶ岳美術館の設計プラン」と、アバロス村野敦子建築写真展「建築と喪失:Side stories」は6月28日まで開催中です。「森のカフェ」の会期は終了していますが、設計前のスケッチから施工、そして現在に至るまでの歩みをたどりながら、村野藤吾が八ヶ岳の森に託した思想に触れることのできる貴重な機会です。森の撮影したドローン映像も展示されています。ぜひ足をお運びください。
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