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LIVE&EVENT - 2017.08.08

コーヒーを通して、まちや人と新しい関係を築く

いろんな職業の方が一日バーテンになり、お酒を飲みながらざっくばらんに話すことができる、しごとバー。清澄白河にあるおしゃれなビル・リトルトーキョーで定期的に行われている、大人気のイベントです。今回は、現在ファンディング中のSlowCoffee代表・小澤陽祐さん登壇のしごとバーに、遊びに行ってきました。

400年続く、綺麗な水の文化を守る

今年で17年目を迎えるSlowCoffeeは、オーガニック、フェアトレード、100%太陽光発電での焙煎にこだわる“ちょっとすごいコーヒー”を提供する千葉県松戸市の会社。代表の小澤さんは、岐阜県郡上と千葉県松戸の二拠点生活を送りながら、今年の夏に郡上の水を使った水出しコーヒーのクラウドファンディングを立ち上げました。

このプロジェクトは、水出しコーヒーのキット(タンブラーとコーヒー)と水汲みポイントを記載したマップを一緒に販売することで、まち歩きと郡上の水文化を楽しんでもらおうというもの。購入者は、マップ記載の場所で水を汲んで回り、自分の舌で選んだ水でコーヒーをつくることができます。

美味しい水がいたるところで湧いているまち・郡上だからこそできるプロジェクト。一体、どんな場所なのでしょうか。

「400年続くお祭り“郡上おどり”と、綺麗な水のまちとして知られています。高速道路ができるまでは“陸の孤島”と呼ばれていたぐらい、他県からの行き来がない場所だった。でも、だからこそ400年続く伝統や綺麗な水の文化が守られてきたんだと思います。

東京ではペットボトルの水が一般的ですが、郡上では山の水が美味しく飲めてしまう。なぜなら、山から降りてくる途中で石灰岩や鍾乳洞に磨かれて綺麗になった水が、郡上に集まってくるような地形になっているから。まちの人たちにも『水を守ろう』という共通意識があって、例えば川下の人たちを困らせたくないから、強い洗剤は使わない。みんなで水を公共のものとして守ってきたんです」

震災が大きな転機を生んだ

そんな小澤さんが郡上の水に注目したきっかけは、今から遡ること6年前。東日本大震災時の体験が大きな転機になったと言います。

「当時松戸の水源から放射能が発見されて、一時期水が飲めなくなったんです。そうなると当然生きていけないし、コーヒーも淹れることができない。そんな時、郡上の親族が水を汲んで送ってくれて。“これで干からびなくて済む”と思ったのを未だに鮮明に覚えています。

当時はスーパーに行くと、水を買い占めようとしている人がいて。そういった光景を目の当たりにした体験から、もう一度水を“自然のもの”として考えてもらえるきっかけを作りたいと思い、今回のプロジェクトを立ち上げました」

クラウドファンディングを通して、困った時に助け合える関係を築きたい

ステッカーに体験会、水出しコーヒーキット。様々なリターンを用意しているプロジェクトですが、最大のリターンは、郡上に縁ができることだと小澤さんは言います。

「クラウドファンディングは、支援を通して、まちや人との縁を作るものなんだと思います。災害のように何か困ったことが起こった時、助け合えるような関係が必要です。プロジェクトを機に、僕たちとはもちろん、郡上のまちとの新しい縁を作っていただけると嬉しいです」

郡上にゆかりのある方や美味しいコーヒー好きの方が集まった、この日のイベント。すっかり夜がふけるまで、小澤さんとの会話を楽しんでいる方がたくさんいらっしゃいました。あなたもプロジェクトに参加して、郡上と新しい関係を築きませんか。


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この記事を書いた人

MotionGallery編集部

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