日本最大級のヴィジュアル系動画配信サイト【club Zy.】に、先日スタートしたV系ロックオペラバンド『Lacroix Despheres』によるVGO(FFシリーズなどのゲーム音楽録音を担当しているオーケストラ)とのコラボレコーディングプロジェクトが早速取り上げられました。
Lacroix Despheres:FFシリーズなどのゲーム音楽録音を担当するオーケストラ「VGO」とコラボ!!クラウドファンディングを開始!
記事の中では、『Lacroix Despheres』のボーカル翔さんから、今回のクラウドファンディングに向けた意気込みや背景についてのコメントも掲載させれおります。
これまでの音楽ビジネスは、音楽事務所やレコード会社が予算を組み、ミュージシャンが演奏したものを録音、CDや音楽配信という複製を販売する事で収益を上げる、という流れが主流でした。しかし、音楽の楽しみ方が変化しつつある現代において、CDの販売によって収益を上げることはとても難しくなっています。
そのため、多くの現場では音源制作のための予算が削られており、特に生楽器を用いた作品など、予算のかかるレコーディングは減少しています。
今回、クラウドファンディングという手法を取り入れることにより、音源制作を始める前に資金提供を支援者に直接訴える事が出来るため、用意できる予算よりも大規模な制作を行うことが可能となります。
このプロジェクトを通して我々はクラウドファンディングと音源制作との親和性をアピール。大規模なレコーディングも可能であるという事例を作ることで、低予算のために生演奏等、予算のかかる録音を断念してしまう案件を少しでも減らせればと思っております。
クラシック演奏家の活躍の場が増えることで、これまで培われてきた技術が失われること無く後世に伝わり、また、規模の大きな制作現場が増えることで、音楽業界全体の活性化にも繋げれらればと考えています。
(引用:club Zy.)