クラウドファンディングは、個人が実名と顔を明かしてアイディアに対してお金を募るという性質上、支援してくれた人とのコミュニケーションをする上で心配ごとが起きる可能性があるものでした。そこで、MOTION GALLERYは独自の調査を行い、クラウドファンディングを行う人に対するサポート体制を強化することにしました。
調査の結果わかったのは、心配ごとが起きうるポイントは2つあることでした。ひとつは、SNSやプラットフォームのメッセージ機能などで支援をした人からリターン以上のコミットメントを求められたり、親密性のあるやりとりを求められること。もうひとつは、リターンの送付時、履行時に住所を明かしたり、対面することにより起きうるストーキング、ハラスメント。
そこで、MOTION GALLERYでは、MOTION GALLERY EQUALITYとして以下の4つの指針を掲げ、プロジェクトを行なった人をサポートする体制を強化しました。また、この指針を柔軟にアップデートしていけるように、インスタライブを中心に対話の場を設け、さまざまなユーザーの声に耳を傾ける活動を始めます。
MOTION GALLERY EQUALITY4つの指針
1.MOTION GALLERYの担当者を指定できる
フェミニズムの思想に関わるもの、フェムテックなど女性のほうが明らかに理解ができるもの、起案者に合理的な理由がある場合は、MOTION GALLERYの女性の担当者を指名することができます。
2.プロジェクト開始からリターン履行までの間のサポート
プロジェクト開始からリターン履行までをクラウドファンディング期間中とし、この間にクラウドファンディングに関わってハラスメントや心配事があった場合には、MOTION GALLERYとして起案者の方をサポートいたします。具体的にはメールやお電話での相談、必要であれば公的機関を使った心配事の解決に一緒にあたります。
3.リターン履行に匿名配送を推奨します
個人の起案者の方の中には、ご自宅をリターンの発送元としなければならないことに心配がある方もいると思います。MOTION GALLERYでは法人格でない場合のリターンの発送には、匿名配送も一つの選択肢として推奨していきます。
4.この仕組みそのものをみなさんのお声でアップデートしていきます
今は課題になっていないハラスメントや心配事が新たに出てくる可能性も鑑みて、社外にアドバイザーを置きながらユーザーのみなさんの声にも耳を傾けます。具体的にはクラウドファンディング終了後にハラスメントについてのアンケートを実施し、半年に一度MOTION GALLERY EQUALITYの指針の見直しを行います。また、月に1度のインスタライブを中心とした対話を通して、わたしたちの価値観そのものをアップデートしていきます。
誰もが安心してクラウドファンディングに取り組めるよう、MOTION GALLERYを運営してまいります。