遂に今年も東京国際映画祭の季節がやってまいりました!
その日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭である"東京国際映画祭(TIFF)"の併設マーケットとして開催される"TIFFCOM"が、東京・お台場のホテル グランパシフィック LE DAIBAにて今年も行われます。
TIFFCOMでは、日本の映画業界・コンテンツ業界の今とこれからへの洞察を深めるべく毎年イベント・セミナーが行われておりますが、MotionGalleryは昨年に引き続き今年もイベントに登壇させて頂きました。
イベント概要
2014年10月23日(木)
時間: 10:00~11:30
場所 : 東京・台場のホテル グランパシフィック LE DAIBA
講演名 :「 映画の収益性を予測する ―データサイエンスが刷新するコンテンツビジネス」
会場:セミナールーム B
登壇者:石井大地(CRUNCHERS株式会社 CEO/作家)/松本准平(CRUNCHERS株式会社 CCO/映画監督)/大高健志(Motion Gallery 代表)/河井真也(映画プロデューサー)
URL: http://animeanime.jp/article/2014/10/26/20630.html
データサイエンスの進化が、其の構成要素や変動要素の複雑さ故に予測不可能とされていた映画興行の数値予測を可能に出来るのか、そしてその暁にはコンテンツビジネスをどう変えるのか、というテーマでディスカッションさせて頂きました。
もし映画興行収入が予測可能な未来がくれば、その分映画制作のリスクが減る為、業界全体としてよりチャレンジングな映画制作が出来る環境になるのではという期待も感じました。
MotionGalleryのクラウドファンディングを通じて映画興行に与える影響についてもコメントを求めて頂きましたが、
(現状)
映画PRに関し、劇場公開の数週間前からでないとPRが行えない(効果が出ない)という実情がある一方、
①現代の現役世代の可処分時間が減少
②シネコンを始めとした劇場での公開期間が一層短期化
により、情報がリーチする事には公開が終っている事が増えている。
クラウドファンディングは、公開の半年以上前からその作品の存在について口コミで広げる事に繋がり、しかも、応援して「我が事化」頂いた熱の籠もったコレクターの方々がその口コミの主体者になる為、それらの問題点を大きく埋める存在となりつつある。
(将来)
クラウドファンディングのキャンペーンでのコレクター数やバイラル(口コミ)状況などから、映画興行の予測が行える様に成るかもしれない。
という旨の内容を話させて頂きました。
『スワロウテイル』や『愛のむきだし』などのプロデューサー河合真也さんもご登壇との事で、早朝且つ、雨が降る中にも関わらず多くの映画業界の方々の熱気に満ちたイベントとなりました。
このイベントの登壇の模様は、現地に取材に来ていただいた「アニメ!アニメ!」で取り上げて頂いておりますので、そちらも是非御覧ください。
『映画の収益性を予測する ―データサイエンスが刷新するコンテンツビジネス』が開催された。
大きく2部制で構成されたセミナーは、前半がCRUNCHERSの開発したデータ解析システムのプレゼンテーション、後半にはモデレーター1名に3名のパネリストを加えたパネルディスカッションが行われた。事前に発表されていたパネリストのも相まって、会場には多くの映画関係者が詰めかけ、熱い視線を送っていた。
(出展:アニメ!アニメ!)