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LIVE&EVENT - 2017.07.22

クリエイティブでつながろう。BETTARA創作座が始まりました。第一回開催レポート。

創造的なプロジェクトを立ち上げた実施者、それを応援する支援者、クラウドファンディングに関わる全ての人がクリエイターだとMotionGalleryは考えます。ただ、クラウドファンディングはどうしてもオンラインでのつながりが多くなります。クリエイター同士が生身でつながれる場も作りたいと考え、想いに共感してくださったBETTARA STANDさんと一緒に、創作座を開始しました!

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日本の真ん中、日本橋をクリエイティブの発信拠点に

2017年6月27日、日本橋にあるイベントスペース・オープンカフェキッチン「BETTARA STAND 日本橋」(http://bettara.jp/)で、BETTARA創作座がスタートしました。

座長を務めるのは、MotionGallery代表の大高健志。大高は2011年に、20世紀を代表する美術家ヨーゼフ・ボイスに影響を受け、彼の「創造的な社会を作り上げる活動全てがアートである」というビジョンを具現化するプラットフォームとして、クラウドファンディング・プラットフォームのMotionGalleryを立上げました。

創造的なプロジェクトを立ち上げた実施者、それを応援する支援者、クラウドファンディングに関わる全ての人がクリエイターであると大高は考えています。ただ、クラウドファンディングはどうしてもオンラインでのつながりが多くなります。クリエイター同士が生身でつながれる場も作りたいと考え、想いに共感してくださったBETTARA STANDさんと一緒に、創作座を開始しました。

創作座は、アートやまちづくりなど、人生のキーワードに「クリエイティブ」が入る皆様のコミュニティ。クリエイティブなことをしている人、クリエイティブなことをしたい人、クリエイティブな人とつながりたい人、どなたでもご参加いただけます。日本の真ん中、日本橋にあるBETTARAが、クリエイティブな人々の集いの場となり、創作の発信拠点になることを目指しています。

クリエイターたちが集う。身動きが取れないほどの満員御礼に

創作座第一回が開かれたこの日。(http://bettara.jp/event/upcoming-event/2076/

開催時間が近づくにつれ、会場は満員御礼で身動きができない状態に(笑)。「映画」よりも「まちづくり」や「高架下」に興味がある参加者の方が多かったようです。

参加者の中には、アジアを駆け巡る女性編集長や、大手エンタテインメント事業を手掛ける会社の方など、やはりクリエイティブに携わる方々の姿が。

調布を「おもしろがる」ところからスタートしたねぶくろシネマ

記念すべき第1回のゲストは、ねぶくろシネマ(http://www.nebukurocinema.com/index.html)発起人の唐品知浩さん。リクルート出身。街のリデザイン会社 “パッチワークス”に所属されている他にも、別荘リゾート.netの運営、 YADOKARI小屋部 部長、ニュー不動産展ファウンダーなど幅広くご活躍されています。

また、「◯◯を面白がる会」というブレスト会議を各地で展開。最近では「PTAをおもしろがる会」が大フィーバー。どうしてもお父さんお母さんに敬遠されがちなPTA。子どものためだからやらなくてはいけないけれど…そんなPTAをおもしろがってしまえばいいじゃないかという発想で、「PTAの対抗組織としてPTBを作ろう」「裏組織でPTZがあったらいいんじゃないか」と大盛り上がりしているそうです。

ねぶくろシネマももともとは、調布市在住の唐品さんが「調布を面白がる会」からスタートした企画だったそう。「調布は映画の街なのに映画館がない」ということから、ねぶくろシネマのアイディアにたどりつきました。

大高と唐品さんのトークがスタートしてから90分。休憩時間なしでのトークでしたが、二人の話の面白さに皆さんが集中して引き込まれているのが伝わってきました。

唐品さんの引き出しが多く、すべてのエピソードが魅力的で、すべて書き起こしたい気持ちでいっぱいなのですが、それは当日の参加者の皆様だけに特別にお持ち帰りいただいたお話として、

ここでは唐品さんのお話の中から、唐品さんのクリエイティブが成功した3つの秘訣を抜き出してお伝えします。

●横展開を考える

最初に上映会をやりたいと思った時が10月だった。これからの季節は寒いから、やるとしたら来年3月? でもそんなに待てない。12月にはやりたい。と考えた時に、焚火シネマなどいろいろなアイディアが上がった。何かをやるとき、将来的なマネタイズも気にして横展開できるかを考えるようにしている。となると焚火は危ないし、焚火をできる場所自体があまりないからと却下に。いろいろアイディアが出てくる中で、「ねぶくろシネマってどう?」と言ったら、会議の現場がピクっとして、ねぶくろシネマに決まった。

●みんなが好きなものを組合わせたらポテンシャルが伸びる

人と違うことをやろうと思うと、新しいことをやらないといけないと思う。でもこれを成功させるのは道のりが長い。みんなが好きなものを何かと組合わせたらポテンシャルが伸びる。

「これあまり共感されないんですけど、みんなナポリタン好きですよね?(笑)」

「で、卵も好きだから、ナポリタンと卵を組み合わせたら新しい料理になるんじゃないかなと」

ねぶくろって気持ちいいし、映画も外さない。みんなが好きなものを組合わせることが、クリエイティブの神髄なのかもしれません。

●完璧じゃない方が人を巻き込める

「完璧」に完成されているものだと、サービスを受けている感覚は得られるけれども、「自分も一緒にやりたい」という自分事には捉えてもらえない。完璧でないこと、たとえば高架下の音で聴こえないということを良しとしなければならない。ねぶくろシネマはお客さんからお金をもらっていないので、みんなで作っていく参加型にできればと思っている。「ねぶくろシネマサポーターズ」という仕組みも作って、近所でねぶくろシネマをやるときに手伝いに来てくれる人も増えた。

唐品さんの言葉一つひとつに、クリエイティブが詰まっていました。

経験値の高い唐品さんのお話に、一同、時に笑いながら、しっかりとうなずいていました。

クラウドファンディングに失敗したからこそ拓けた道

大高は、ねぶくろシネマを「禁じ手だったものをポジティブに転換する発想を感じた」と評しました。「電車がうるさい高架下で上映しようとする人はいないし、冬にやろうとする人もいない。今までの映画業界や映画上映会の中で異色だったからこそ、「こんなのがあったんだ」という驚きがあった」と絶賛。

実際にねぶくろシネマを訪れた大高は、高架下のうるさいところでも、子ども達が「E.T気持ち悪い!」など楽しそうに騒いでいて、新しい上映会のスタイルに感激したそうです。

「ちなみに、ねぶくろなしで行ったら寒くてガチできつかったです(笑)」

唐品さんは、2016年5月に『星空の下、橋桁をスクリーンに寝袋に包まり映画観る「ねぶくろシネマ」を全国各地に!』と題しクラウドファンディングに挑戦しましたが、目標金額91%まで到達したにも関わらず、目標金額には達さず0円に。ここまで到達していて0円になったのは珍しいことだったので、大高にとっても特別な人でありました。そこでこの機に大高は、ずっと気になっていたことを聞いてみました。

「達成しないと0になってしまうわけなので、普通、あそこまでいったら、(身内でなんとかしたりして)なんとかしようとする方が多いと思うんですけれど、なぜ手を打たなかったんですか?」

「クラウドファンディングの行方は、天に任せてみようと思ったんです。そしたら天からはじき返されました(笑)」

「もし成功していたら、どうなっていたと思いますか?」

「いろんな人に機材を貸す、ノウハウを提供するというフェーズに入っていたと思う。今は自分たちでやってマネタイズするスタイル。クラウドファンディングが分岐点だった。クラウドファンディングに失敗してから、真剣にマネタイズを考えるようになったから、やってよかった」と唐品さんは語りました。

あなたにとってクリエイティブとは?

唐品さんは、三人の男の子のお父さんでもあります。ねぶくろシネマ発案のきっかけの一つには、「自分たちが子どもの時に見て楽しかった作品、グ―ニーズやE.Tを子どもたちと一緒に楽しみたい」という想いがあるそう。唐品さんから生み出されるすべてのクリエイティブの源にあるのは、もしかしたらお子さんを楽しませたい、自分自身も楽しんでいるお父さんでいたいという想いなのではないかと感じました。

ちなみにですが、「最後に、あなたにとってクリエイティブとは?」という質問をする予定だったのですが、時間の関係上できずに終わってしまいました。

後でそっと、唐品さんの手元にあった唐品さんのメモを見ると、「ドラえもんの秘密道具のようなもの」と書かれていました。その意図を知りたい方は、ねぶくろシネマを訪れて、唐品さんに聞いてみるといいかもしれません。

次回のねぶくろシネマは、7月26日に柏の葉で開催予定。
(最新情報はこちらからhttps://www.facebook.com/nebukurocinema/

そして偶然にもその翌日の7月27日、「BETTARA STAND日本橋」で、第二回目の創作座を開催予定。ゲストにお迎えするのは、映画『祭りの男』を制作中の宮田宣也さんです。
https://motion-gallery.net/projects/mikoshi_guy

創作座の夜に集った方たちの中から、さらなるクリエイティブなプロジェクトが生まれることを願っています。


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この記事を書いた人

MotionGallery編集部

MotionGallery編集部です。

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