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その他 - 2012.11.09

文化庁映画週間シンポジウム 「クラウドファンディングは本当に映画を救うのか?」に登壇致しました!

第9回文化庁映画週間が、10月20日から27日まで六本木ヒルズとシネマート六本木で行われ、26日にはシンポジウム(主催:文化庁、共催:公益財団法人ユニジャパン)が開催されました。

第9回文化庁映画週間が、10月20日から27日まで六本木ヒルズとシネマート六本木で行われ、26日にはシンポジウム(主催:文化庁、共催:公益財団法人ユニジャパン)が開催されました。

「クラウドファンディングは本当に映画を救うのか?」
と題して行われた26日のシンポジウムは、スピーカーとしてMotionGallery代表大高が登壇し、クラウドファンディングという新しい仕組みと、それがもたらす映画への影響について話させて頂きました。

その模様を、業界紙「文化通信」様に詳細にレポート頂きました


大変に広い会場には人が入りきらない程でごった返し、非常に高い注目を実感しました。

前後半に湧かれたシンポジウムの前半は「アメリカにおけるクラウドファンディング」の実情を、Kickstarterで実際にクラウドファンディングを行った「ハーブ&ドロシー」の佐々木監督から語って頂き、後半は「日本におけるクラウドファンディング」の実情を、​モデレーターを務める関口裕子氏(ジャーナリスト/アヴァンティ・プラス代表取締役)、MotionGalleryでクラウドファンディング中の佐々木監督、梅津文氏(GEM Partners代表取締役)、映画プロデューサー/ブリッジヘッド代表取締役の小川真司氏、そしてMotionGalleryの大高という5名でディスカッションという形で進行致しました。

数値で見ると、まだまだアメリカの規模に比べると市場の規模に天と地の程差がある日本のクラウドファンディングではありますが、このクラウドファンディングという仕組みが映画製作にどれだけ重要な意味を持っているのかという事が佐々木監督の言葉からもにじみ出ていました。
 
インディペンデントが映画を製作するための手段として、クラウドファンディングを広めたいと思っています。映画を作るには、お金がかかるということを宣言したいです。集めるお金も数十万円規模では、実際にはあまり役に立ちません。欧米ではクラウドファンディングで100万ドルを集めるケースもありますが、日本ではその10分の1のケースもありません。
 今回は1000万円を集めて、日本公開にあたり実際にかかる経費、つまり宣伝や配給、来日のための渡航費などに充てます。また、夫ハーブが亡くなっため、撮影が3ヶ月伸び、製作費が当初の計画よりも余計にかかりましたので、この製作費の超過分にも充てます。1000万円あれば、しっかりした形で公開できますし、私としても責任感が高まりますので、是非チャレンジしたい意気込みです。
 個人の寄付市場はといえば、日本はアメリカの100分の1しかありません。今回のプロジェクトをきっかけに、映画の配給・宣伝のクラウドファンディングを広めて、しかも1000万円単位で集まるところを目指したいです。
(出展;文化通信)

 


一方、プロデューサーの立場から、小川さんからは正にクラウドファンディングを成功させる為に必要な示唆に富んだ発言がありました。
 
クラウドファンディングは、企画に賛同した人がチームに参加するわけですし、公開に向けたプロモーションとしても有利だと思います。しかし、これをマネージする人が必要になるでしょう。
 佐々木さんのように、作ることとお金集めをすることの両方をやるのは、とても大変なことです。マネージする機関、組織が出てくると、利用する側としてはありがたいです。寄付する人、購入する人にとっても、中身が見えやすくなりますし。クラウドファンディングの運営母体が、マネージする手もあると思います。いずれにしろ、お金を出すということは、何か価値を見出して買い求める消費行動ですから、資金提供者へのフォローをどこまでやれるのかが肝心だと思います。逆に、大金が集まった場合、マネジメントの体制がしっかりしていないと、フォローする際に漏れが生じてしまう可能性もあるでしょう。
(出展;文化通信)

 


クラウドファンディングは人を巻き込む事が重要ですが、その人を巻き込む側の起案者もチーム体制でマネジメントして行くことが、巻き込む力を高める為にも、そしてファンド後の活動においても重要ではないかという提言でしたが、佐々木監督からは、正にアメリカのクラウドファンディングのキャンペーンで行われている事だと強く同意していらっしゃいました。アメリカでクラウドファンディングを実施する際は、クラウドファンディング専任のメンバーを複数名つけてキャンペーンを行うのが通例で、まずはそのメンバーの巻き込みが重要だとのことです。これからよりクラウドファンディングで大きな金額を集め、よりクラウドファンディングを実用的にしていく為には、そのような発想が必要なのかもしれません。

梅津さんからも、これから日本でもクラウドファンディングの波を大きくしていくために必要な視点として、
 
今後の一つの大きな流れとして、コンテンツもプラットフォームも、両方を成長させようという考え方が大事になると思います。クラウドファンディングのプラットフォームが成長すれば、知名度の低いアート系映画を支える土台になりますし、まさに理想的だと思います。
(出展;文化通信)

 

というお話も頂きました。

その後も非常に活発な議論が行われ、最後のQAコーナーでも多くの方からご質問を受けました。
これまでに過去映画の資金調達として色々なチャレンジがなされてきており、一般の方から「投資」という形でお金を集めた事もあるが、それとこのクラウドファンディングとは何が違うのか等、多くの方に理解を深めて頂ける機会ともなりました。

まだ日本ではクラウドファンディングが立ち上がって1年半という短さもあり、クラウドファンディングという文化はまだまだここから創っていくフェーズです。
MotionGalleryは、これからも更にクラウドファンディングという文化をみなさまと一緒に作っていき、日本の映画界の活性化につなげて行きたいと思います。
 

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この記事を書いた人

MotionGallery編集部

MotionGallery編集部です。

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