ノルウェーで銅版画を使ったアニメーション作品を制作したい！

皆さま

先週日曜日、10月29日をもちまして個展「羽ばたかずに飛ぶ鷗」無事終了いたしました。
お越し頂いた皆さま、そして応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
会期中台風に２回もあたってしまい雨の日がとても多かったのですが、雨の中来てくださる方も多く、沢山の方にお越し頂きました。心より感謝しています。

今回、初めて制作したアニメーション作品にどんな意見を頂けるのか緊張していましたが、次も作ろうと思える前向きな感想を頂けたので、少しほっとしています。
今までの版画作品が動くとこんな風になるんだ、面白い！と言ってくださる方や、ノルウェーに行かなければ作れなかったねこれは！などなど。私は、面白いと一言言っていただけただけで嬉しかったです。

今回のアニメーション作品は、版画の版をコマ撮りしたものや、実写の風景を使ったり、版画作品をスキャンしてデジタル加工したりしたものを使って作りました。私が製作中に感じた事は、デジタルのデータにするとソフトを使ってどうにでも加工できて動かせるので、自分が作りたいイメージが明確に無いと、テーマから離れてイメージだけが過剰に一人歩きを始めてしまう危険性です。
デジタル上で絵を加工する塩梅を考えること、自分が表現したいテーマや軸にあるもの、それからどう見せたいかというイメージをしっかり持って次の作品に挑まなければ、と思いました。

版画作品はこれからも作り続けますが、自分に正直に、表現の手段にとらわれずに作品を作っていこうと思っています。版画で作品を作る事は私にとってとても重要な事ですし、まだまだこれからも勉強していかなければならない事も沢山あります。ですが、ただ単に、版画の技法や版画が持つ既成の概念にとらわれる事は避けたいと思っています。

後ほどのアップデートにて、9月27日から10月2日まで開催した代官山ギャラリー子の星の個展「現れては消える滝」の様子、それから今回の個展の上映会の様子などもアップしたいと思います。
アニメーション作品に関しましては、限定のリンクを作ってアクセスできるようにいたします。
もう少々お待ちください。

７月より、私のプロジェクトを応援してくださっている皆さまへお送りしているこちらのメールも、そろそろ終りに近づいてきました。毎回目を通してくださっていた皆さま、本当にありがとうございます。あと少し、お付き合いいただければ幸いです。

林明日美