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コロナとインフレで苦境にあるシリアの医療を支えたい!をクラウドファンディングで実現!

シリア紛争から10年
コロナとインフレで苦境にあるシリアの医療を支えたい!

2011年から10年に渡って紛争状態にあるシリア。経済的にも社会的にも苦境が続いていたところへ、今回のコロナ禍が重なりました。コロナの治療はもちろん、通常の医療体制も十全ではないシリアへ、医薬品と応援の気持ちを届けます。

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額1,400,000円を達成し、2021年3月1日23:59に終了しました。

コレクター
255
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1,835,711
残り日数
0

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このプロジェクトは、目標金額1,400,000円を達成し、2021年3月1日23:59に終了しました。

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このプロジェクトについて

2011年から10年に渡って紛争状態にあるシリア。経済的にも社会的にも苦境が続いていたところへ、今回のコロナ禍が重なりました。コロナの治療はもちろん、通常の医療体制も十全ではないシリアへ、医薬品と応援の気持ちを届けます。

◎ 戦争によって十分な医療を受けられない人たちへの支援を行うJIM-NET

こんにちは。 NPO 法人 JIM-NET ・イラク駐在員の牧野アンドレと申します。

最初に簡単に私たちの団体について紹介させてください。(すでに JIM-NET のことをよく知ってくださっている方は、次の段落からお読みいただければと思います。)

私たち JIM-NET は、正式名称が「日本イラク医療支援ネットワーク」といい、名前のとおり、イラクの医療面の支援からスタートした NPO です。

なぜイラク、そしてなぜ医療なのか…?

1990年代初頭に、ペルシャ湾周辺をめぐって起きた「湾岸戦争」をご存知の方も多いのではないかと思います。 湾岸戦争以降、イラクではがんや白血病を発症する子どもの数が増えています。これは、戦争で使用された劣化ウラン弾の放射能による影響と考えられています。

また、日本ではがんも白血病も治療技術が進歩していますが、 戦争による医療・保健サービスの劣化や厳しい経済状況が続くイラクでは、医療体制も十分に整ってはいません。

JIM-NET では、戦争の二次的被害者ともいえる、イラクの子どもたちの命を医療支援を通じて助けることに努め、あわせて、戦争や核燃料が生み出す不条理に声をあげようと、2004年から活動を始めました。

そしてイラクに留まらず、過去にはヨルダン、そして現在はシリアで、同じように戦争によって必要な医療サービスを受けられずにいる人たちへの支援を行っています。

難民キャンプに医療物資を届けるJIM-NETスタッフ@イラク・ドホーク県

*

◎ 今回のクラウドファンディングの目的

JIM-NET は2014年から、シリア人スタッフのリーム  (情勢が悪化したシリアからイラクに逃れ、暮らし始めたダラシャクラン難民キャンプで JIM-NET と出会い、入職) を中心に、シリア難民の妊産婦支援や医療支援も行っています。

2016年からはシリア国内にも入って、医薬品支援を続けてきました。

シリア難民支援担当スタッフのリーム・アッバース

そうした支援先も、今回の COVID-19 の影響は大きく、これまで以上に厚い支援を行うため、今回のクラウドファンディングを立ち上げました。

今回の支援先は大きく2つです。

  • シリア北東部ハサカ市内にある、新型コロナ治療専門病院「COVID-19赤新月社病院」に、個人防護具(PPE)を送ること。
  • 未だに避難生活を続ける国内避難民や、イラクからの難民を受け入れる難民キャンプなどの診療所に、医薬品を送ること。

以下、詳しくご説明していきます。長くなりますが、最後までお読みいただけますと幸いです。

*

◎ シリア紛争から10年 新たに降りかかるコロナ禍

2011年にチュニジアをきっかけに中東全体で広がった民主化運動「アラブの春」。その影響を受けて、シリアでも2011年3月から民主化を求めるデモが起きましたが、他国と違い、内戦状態になったうえに、イスラム過激派組織ISをはじめとした外からの介入や関与もあり、状況は悪化・長期化しています。

デモが起き始めた時から、今年の3月で10年が経とうとしていますが、未だに約550万人のシリア人が母国に帰れずに周辺国で難民として暮らし、シリア国内でも約620万人が避難生活を強いられています。

JIM-NET が支援を続けるシリア北東部でも、多くのシリア国内避難民やイラクから逃れてきた難民が暮らしていて、人道支援が必要な状態が続いています。

そんななか降りかかった新たな危機、新型コロナウイルス。シリア国内でも感染は広がっています。今回の支援先であるシリア北東部地域でも、人口約500万人のうち、公式統計でこれまでに9,000人近くの感染が確認されています。ただし、院内感染を恐れて検査を受けに行っていない人も多く、 実際の感染者数はこの2倍以上とも言われています。

2020年9月撮影 コロナ禍のハサカ市内

また 経済制裁や過激派組織による治安悪化の影響で、シリア国内では物価が高騰しており、人々の生活を圧迫しています。コロナウィルスに限らず、通常の医薬品も、手を伸ばすのがままならない状況です。

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◎ 新型コロナ専門病院に個人防護具を、避難民キャンプに医薬品を届けたい!

▷ シリア北東部の新型コロナ専門病院の状況 ◁

JIM-NETでは現地のクルド赤新月社(  国際赤十字・赤新月運動の一機関 )と密に連絡をとり、シリア北東部の新型コロナウイルスに関する医療現場の状況を聴いてきました。

ハサカ市内にある COVID-19 赤新月社病院には、重症患者のために120床が用意されていますが、10月にはその全てが埋まってしまい、現在も病床の3分の2近くが埋まっている状況です。

病院が円滑に運営されるためには、現場で働く医療従事者を守る必要があります。しかし 治安の悪化が原因でマスクなどの必要な物資が届かず、現地では個人防護具(PPE)の価格が高騰しています。

ハサカ市の COVID-19 赤新月社病院で患者の治療にあたる医療スタッフ


▷ 避難民キャンプの状況 ◁

またハサカ市の郊外にある3つの難民キャンプ(ワショカニ難民キャンプ・サリカニ難民キャンプ・アルホール難民キャンプ)では、未だに計10万人に迫る国内避難民、イラク難民が暮らしています。

こちらも同様の理由で 医薬品の価格が高騰しており、キャンプの診療所では基本的な医薬品の不足状態が常態化しています。

支援先の3キャンプの位置

2020年2月撮影 支援予定のワショカニ難民キャンプ

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◎ クラウドファンディング目標額140万円の内訳

  • COVID-19赤新月社病院に対する個人防護具代 80万円
  • 難民キャンプ3ヵ所とハサカ市内の避難所で使用する医薬品代 35万円(加えて JIM-NET の自己資金から55万円も充て、合計金額は90万円)
  • MOTION GALLERY手数料 14万円
  • スタッフのシリア渡航費 5万円
  • クラウドファンディングのリターン等の雑費 6万円

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◎ JIM-NET の過去のシリア国内支援実績

これまでにシリア国内で行ってきた医療支援の実績です。一部、当時のレポートもありますので、よろしければリンク先をご覧ください。

  • 2016年:現地支援団体(BASM)を通した、ダマスカス市内病院への医薬品支援
  • 2018年:アルホール難民キャンプ医薬品支援
  • 2020年2月:ワショカニ難民キャンプ、アルホール難民キャンプ医薬品支援(レポートはこちら
  • 2020年9月:ワショカニ難民キャンプ、ハサカ市内避難所医薬品支援(レポートはこちら

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◎ 想定されるリスク

今回の支援で考えられるリスクは2つありますが、どちらの場合も以下のとおり、支援の形は少し変えながらも実施予定です。

① 国境封鎖のリスク

現在、シリアとイラクの間の国境は、人道支援関係者のためには週2日間だけ開いています。しかし、もしも新型コロナの流行が今後悪化した場合、完全に国境が封鎖されてしまうリスクがあります。

封鎖が長引く場合は、クルド赤新月社に送金して、現地で個人防護具や医薬品の購入を行ってもらいます。

② シリア国内の治安悪化のリスク

ここ最近、シリア政府と、北東部を実効支配するクルド人勢力の間での関係悪化が報じられています。今後、支援予定地域内で散発的に戦闘が起こるリスクが否めません。

もしそのような事態が生じて、情勢の悪化が長引く場合は、上記同様、現地機関に送金し、現地で購入してもらう形で、支援を行います。

*

◎ リターンについて

今回、できるかぎり多くのお金を、医薬品購入に当てたいため、1000円〜5000円は同一のリターン内容にさせていただきました。

▷サンクスレター

JIM-NET スタッフより、支援が完了したのち、御礼とご報告のメールを、MOTION GALLERY経由でお送りします。

▷シリアからの御礼ビデオメッセージ

支援先の現地の医療スタッフたちからのビデオメッセージをお送りします。(コレクター限定アップデートにてお届け予定)


▷特別オンライントークイベント

今回、シリア国内現地を訪問予定のJIM-NETスタッフ、リーム・アッバースと日本とを繋ぎ、現地からの報告イベントを行います。また特別ゲストとして、アジアプレス所属ジャーナリスト・玉本英子さんにもご出演いただきます!

配信は、非公開YouTube Liveを予定しています。(*変更の可能性あり)

リームがシリアからイラクへ帰国したのちの日程で、4月中を予定していますが、コロナの状況次第で、検討のうえ、ご案内いたします。なお、動画はライブ配信ののち、2週間程度、ご視聴いただけるようアーカイブ予定です。

◎日程:4月11日(日)15:00〜16:00頃(アーカイブでもご視聴いただけます)

◎特別ゲスト 玉本英子(たまもと・えいこ)さん

アジアプレス所属のジャーナリスト。中東地域を中心に20年以上取材を続ける。テレビ報道番組のニュース特集、新聞、ネット記事などで発表。共著に『21世紀の紛争・中東編』(岩崎書店)、『クルド人を知るための60章』(明石書店)など。シリア取材は2004年から。毎日新聞大阪、京都、兵庫版にて「漆黒を照らす」連載中。


▷オンラインシリア料理教室

紛争前のシリアに2年間、協力隊員として赴任し、ヨルダンのシリア人難民キャンプにも1年間勤めた経験がある、現・JIM-NETスタッフ 斉藤亮平が、オンラインでシリア料理教室を開催します。

必要な調味料や特殊な材料は、事前にご自宅に郵送しますので、日本全国どこでも、シリア料理をご自宅で作ってお楽しみいただけます。動画はライブ配信で、随時質問等も受け付けるほか、配信から1ヶ月程度、アーカイブも残す予定です。

【開催予定日】4/18(日)15:00〜17:00頃

【作る予定のメニュー】クッべ(シリアの代表的なメンチカツ風の料理)

【ご用意いただくもの】調理できる&インターネットが繋がる環境/サラダ油、ひき肉、玉ねぎなど一般のスーパーで購入可能なもの(詳しくはクラウドファンディング終了後に、本リターンをお選びいただいた方にご連絡します)


▷キャンプの子どもたちからの手書き御礼メッセージ

支援先キャンプ(ワショカニキャンプ or サリカニキャンプ)の子どもたちからの手書きメッセージを、郵送でお送りします。(アラビア語/クルド語の和訳付き)

*

◎ 最後に

コロナウィルスの影響は日本を含め、世界的に長期化し、深刻化しています。そして、各国の国境が封鎖されるなか、世界との”繋がり”もどこか遠くなっているのが現状ではないかと思います。

そんななか、政治的にも経済的にも混乱が続くシリアの人たちは、国際的な支援が途絶えるのではないかと、不安を大きくしています。決してご無理のない範囲で…ではありますが、もしお気持ちをお寄せいただけるようでしたら、医薬品の支援を通じて、一緒にシリアの人たちへ想いを届けていただければ幸いです。

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